【実験しました】ハーバリウムのオイルにベビーオイルは代用できるか?

今話題のハーバリウム!

ですが、アイテムを揃えるのに面倒だったり、専用のオイルを買わなきゃいけないなど色々と面倒な事が多いですよね。

そんな中、「ベビーオイルで代用出来る!」という情報が多く溢れています。

100均やドンキホーテ、薬局などどこにでも売っているベビーオイルで代用出来れば非常に助かりますよね!

そこで今回は、実際にベビーオイルで代用した時にどんな感じになるのかを比較実験してみました!

使ったものは、

・専用オイル(ミネラルオイル)

・ベビーオイル

・水

です。

ハーバリウム作りの参考にしてみてくださいね!

1 揃えたアイテムとその価格、購入場所

1-1 専用オイル(ミネラルオイル)

専用オイル(ミネラルオイル)

価格:約1500円

購入場所:東急ハンズ

1-2 ドライフワラー

ドライフワラー

価格:約700円

購入場所:東急ハンズ

1-3 造花

造花

価格:約100円

購入場所:100円均一(Can Do)

1-4 ベビーオイル

ベビーオイル

価格:約100円

購入場所:100円均一(Can Do)

1-5 ピンセット

ピンセット

価格:約100円

購入場所:100円均一(Can Do)

1-6 瓶

瓶

価格:約100円

購入場所:100円均一(Can Do)

2 比較実験

2-1 ミネラルオイル×ドライフラワー

ミネラルオイル×ドライフラワー

ミネラルオイルを使った場合はすごく透き通っていて綺麗な印象ですね!

入れた時の色落ちはありません!

2-2 ベビーオイル×ドライフラワー

ベビーオイル×ドライフラワー

ベビーオイルでも美しく透き通っていて問題なし!

こちらも入れた時の色落ちはありません!

2-3 水×ドライフワラー

水×ドライフワラー

水でも出来るんじゃないか!

と思い、水でも試してみましたが瓶に注いだ瞬間から一気に水が濁ってしまいました。

これはなしですね。

2-4 ミネラルオイル×造花

ミネラルオイル×造花

造花なので色落ちは当然ありませんし、透き通って綺麗です!

2-5 ベビーオイル×造花

ベビーオイル×造花

ベビーオイルも透き通っていて綺麗です。

2-6 水×造花

※写真待ち

水なのでこちらも好き通っていて綺麗!

ただすごく造花が浮いてしまいますね。

3 結果

専用オイル(ミネラルオイル)の代用として、ベビーオイルはあり!!

見た目的には全然問題ありませんでした!

4 ただし注意点あり!

専用オイル(ミネラルオイル)の代用として、ベビーオイルはありですが、これはあくまで自分で作って自分の家に観賞用として置く場合です。

作ったものを売りたい!あげたい!となる場合には、専用のオイルを使う必要があります。

これは何故かと言うと、オイル、つまり油を扱う事になるので、消防法区分による危険物扱いがされている場合があるからです!

ちょっとややこしいですが、ベビーオイルはミネラルオイルという成分がほぼそのすべてを占めています。

また、ミネラルオイルは「流動パラフィン」とも呼ばれます。

その「流動パラフィン」が第四石油類の中で危険物扱いされているんですね。

第四石油類 表

出典http://home.hiroshima-u.ac.jp/iwwt/dai-4rui.html

ちなみに、色々と呼び方がややこしいのでまとめると以下です。

[化粧品成分表示名称]
・ミネラルオイル

[医薬部外品表示名称]
・流動パラフィン

[慣用名]
・鉱物油

なので、ミネラルオイル≒流動パラフィンということです。

危険物扱いなら使っちゃだめじゃん!

と、思いますが「ハーバリウム専用のミネラルオイル」は危険物扱いされていません。

これは何故かと言うと、

石油類は、引火点によって4つに分類されていて、

第4石油類とは、1気圧において引火点が200℃以上250℃未満の引火性液体を指します。

詳しくはこちらのPDFをご覧ください。(外部リンクです。)

つまり、引火点が250℃以上であれば危険物ではなくなるということなんです!

なので、「ハーバリウム専用のミネラルオイル」は引火点が250℃以上になっており(正確には引火点が250℃以上のミネラルオイル)、

これは安全性からも使ってOKとなっています!

まとめると、

ベビーオイルは自分用ならOK!販売は危険物指定されている場合があるのでやめておいたほうがいい。

「ハーバリウム専用のミネラルオイル」は自分用、販売用ともにOK!

となります。

5 花の専門の店員さんが言ってた話

実際に東急ハンズで専用オイル(ミネラルオイル)を購入する際に、

ミネラルオイルとシリコンオイルの違いを教えてください!と聞いてみました。

すると、

店員さん「最近はネットで花の色が全然出ないシリコンオイルが一番良い!なんて書いてあるものが多いですけど、あれは嘘ですよ!

色のにじみが全然ないとかいいますけど、まずそんなことはありません。

花材に色をつけているので少なくとも少しは絶対ににじみ出ます

それはシリコンオイルを使おうが、ミネラルオイルを使おうが一緒です。

それと安全性の問題があって、シリコンオイルよりも、ミネラルオイルの方が安全なんです。だからうちではミネラルオイルの方を扱ってます。

もしミネラルオイルをこぼして手についたとしてもベビーオイルと成分が似てるので基本的には問題ないんですよ!

あと、違いとしては極寒の地域にハーバリウムを持っていった時に、シリコンオイルは色が濁ることはありませんが、ミネラルオイルは白く濁ってしまいます。そうなったら温かいところに持っていっても戻りません。基本的にそんな極寒のところに置くものではないのであまり気にする必要はありませんね。」

と仰ってました。

まとめ

結局、ベビーオイルで代用できる!

ただし!販売は危険物指定されている場合があるのでやめておいたほうがいい。

「ハーバリウム専用のミネラルオイル」は自分用、販売用ともにOK!

です!